いわく付き物件に出る女たち【作品ネタバレ】

地方にある支社から、都心の本社へと転勤することとなったサラリーマンの男。 栄転ではあるものの、貧乏な彼には先立つものがなく、都心の高額な物件に転居することが出来ずにいた。 だが、たまたま訪れた不動産屋で条件に当てはまる物件を見つけ、即日契約する運びとなる。 家賃一万円の1DK。 不動産屋が言うには、「心理的瑕疵物件（しんりてきかしぶっけん）」とのこと。 わかりやすく言えば、事故物件だ。 不動産屋の担当者いわく、「浴槽で事故死した女の霊が出る」そうだが、担当者の言葉に偽りなく、転居初日に女の幽霊に遭遇してしまう。 彼女は男をじっと見つめ、そして――。 「お兄さんは幽霊が『見えない人間』で間違いありませんね？」 無反応でいると、彼女の手が男の下半身へと向かっていった。 地縛霊や浮遊霊とのセックスライフを満喫する男だが、とある出来事をキッカケに、厄介な「何か」を引き寄せてしまうことになる。 事故物件に引っ越してきた男は、一体どうなってしまうのか。